皆さま、自粛生活では何をされて過ごされていますか?
おうち時間に、花束やフラワーアレンジメントなどの作品をたくさん作られている方もいらっしゃると思います。
しかし、花は生き物なので、同じ状態でずっと飾っておけないですよね。
そこが、花の変化を楽しむのに良いところでもあるのですが、せっかくなら作った作品を一番きれいな状態で残しておきたい!と思いませんか?
本日は、本格的な設定が出来るカメラだけでなく、皆さまお持ちの携帯電話のカメラでも簡単に、きれいに写真に残す方法をご紹介していきたいと思います!
なぜ作品作りと写真撮影をセットで考えるのか?
たくさんの作品を作られていると、過去にどのような作品を作ったのか、以前に比べて、自身がどのような成長を遂げているのかと考えることはありませんか?
今一度、見直すいい方法。
それは「写真として記録に残すこと」だと思います。
また、作った作品が、「今、自分の目に見えているもの」と「他人から見えているもの」って違うことは多くあります。
客観的に自分の作品を見るには、写真を撮るのが一番なのです。
「よくできた!」と思って写真を撮ってみると、「あれ?この花、ちょっと向きが違うかも」「もう少しラインをすっきりさせたいなぁ」などと、細かいところまで見えてくるのです。
そのため私は、「作品作り」と「写真撮影」はセットであると考えます。
実際、私は、作品が出来上がると、必ず写真に収めます。
その後、花の向きや、葉の位置など、こうしたほうがもっと良いかもしれない!と手直しをするのです。
簡単に、客観的に作品を評価できる方法です。
携帯電話で気軽に撮影!注意するポイントとは?
今では皆さまお持ちの携帯電話。
簡単に、気軽に写真に収めることが可能なので、おすすめ撮影方法です!
作品を作って、室内で撮影することが多いのではないでしょうか。
家の中で撮影すると、どうしても「家庭感」が出てしまって・・・せっかくの作品の美しさが映えない時があります。
そんな時、気を付けるポイントをご紹介します。
少し気を使って撮影するだけで、ぐっと作品の美しさが際立ちますよ!
◎作品の背景をきれいにする
これはまず第一に大切なことだと思います。
後ろに、作品と関係のないものが写りこんでいると、作品の美しさが半減してしまいます。
私は、花の色が分かりやすいように、なるべく白の背景で撮影をしています。
今では、安価で、簡易的な撮影ボックスを手に入れることもできます。
照明もついているので、小さな作品であれば、その中で撮影するときれいに見えますね。
◎撮影する角度に気を付ける
一番きれいに見える角度を探しましょう。
自分が、作りながら見えている作品と、カメラに収める作品は多少なりとも異なります。
その一つに、自分で見る角度と、カメラに収める角度が違うということがあると思います。
少し角度が違うだけで、作品の一番良いところが記録に残らない!ということがありますので、その点は気を付けて、一番良い角度を探してみましょう。
◎カメラがぶれないようにしっかりと!
「写真を撮ろう!」と意気込んでしまうと、変に力が入ってしまい、ブレてしまうことも少なくありません。
作品の輪郭がぼやけてしまったり、色味がしっかりと出なかったりするので、手ブレは避けたいところですね。
どうしても、なんだかぼやけるな、はっきりしないな・・・というようでしたら、小さな三脚に固定してしまうのが一番確実です。
今は、手ブレ補正がついているものもありますが、気になるようならば三脚を使用することをおすすめいたします!
もっときれいに見せるには!?さらに追求してみましょう!
先にあげた3点は、必ず取り入れたいポイント!
それが出来たら次のステップへ行ってみましょう~!
◎写真を明るくしよう
見ているものよりも、撮影してみると暗く写ることがありませんか?
そんな時は、写真を明るくしてみましょう。
カメラの「露出補正」と言われる設定ですね!
明るくするだけで、格段に素敵に見えますよ!
撮影してしまってからでも、遅くありません。
今は、携帯電話でもたくさんの加工アプリが出ていますし、撮影した後に明るく出来るものがほとんどですので、ご自身のやりやすい方法で明るい写真を残しましょう!
◎色味を調整してみよう
オートで撮影すると、見た目と違う色味で撮影されることも多いです。
それも、「ホワイトバランス」と呼ばれる設定で、変更可能ですよ!
太陽光・曇天・白熱電球・・・お好きな色味に変えてみましょう。
そのようなマークが見当たらなくても、撮影したときに、いろいろなフィルターで色味を変えられる携帯電話もありますので、それが出来るようならば、様々な色味で比べてみると楽しいです。
◎光の方向にも目を向けて
ただ、何もないところに置いて「さぁ、撮影しましょう!」となると、なんだか、べたっとした写真になりがちです。
「立体感」が出ると、良い印象に変わりますよ!
作品の正面だけから光が当たっていると、立体感が出ないのです。
半逆光と言われる状態を作ってあげると立体感のある写真を撮ることが出来ますよ!
例えば、作品に対して、右奥と左手前にライティングを置いてみる(対極線)と、左正面は明るく、右奥には影が出来ます。
それが、立体感を作るコツです!
完全に逆光になってしまうと、作品が暗くなってしまうので注意してくださいね。
◎背景を変えてみる
真っ白の背景に作品だけ置いて撮るのもすっきりしていて、花がきれいに見えますが、たまにはちょっと背景を変えてみてもいいですね。
レースの布や、花を邪魔しない程度の色味の生地を敷いてみたり、黒をバックにしてもとっても素敵なんです!
同じ作品でも、イメージがガラリと変わりますよ!
◎外で撮ってみよう!
家の中で撮影する方がほとんどではないでしょうか?
家の中でも、もちろん良いのですが、外の光の中で撮ってみると、また違う雰囲気になりますよ!
ただし、直射日光に当てないように気を付けましょう。
カメラで撮ってみる!
携帯電話のカメラも、今はとってもきれいに写るようになりましたね!
手軽で、すぐに撮影できるところがすごく良い点です。
でも、もしかしたら中には、一眼レフやミラーレス一眼、デジカメ等で撮影する方もいらっしゃるかも!?
私は、基本的には携帯電話で撮影しているのですが、時間があったり、作品ではなく、外で見つけた花を撮影したりするときにはミラーレス一眼を使用しています。
カメラがうまく操作できるようになると、作品の良さをもっと引き出してあげることが出来るので、日々追求しています。
基本的に、気を付けるポイントは、携帯電話で撮影するときと変わらないのですが、様々な機能があるので、凝れば凝るほど、いいものが撮れるのです!
今回は、どう作品を撮るかという内容ですので、カメラで撮った場合のお話は簡単にご説明します。
◎オート
間違いのない方法ですが、オートだとカメラが「そのまま写しておいたよ~」というような写真が撮れます。
◎プログラムモード(P)
色や明るさの調整が出来ます。
◎絞り優先モード(A)
ボケ具合を調整出来ます。
◎シャッタースピード優先モード(S)
動くもののスピードでシャッターのスピードを調整します。
◎マニュアルモード(M)
全ての設定を自分で決められます。
ぜひ、携帯電話での撮影では物足りなくなってきた方は、ちょっと設定が変えられるカメラを使って撮影してみるのもおすすめです。
まとめ
お読みいただき、ありがとうございました。
本日は、作った作品をきれいな写真として残す方法をご紹介しました。
誰でも手軽に携帯電話で撮れる方法を主に紹介してみましたので、ぜひ、作品作りをしたときは、一番いい状態で、写真を残してみてください。
数がどんどんたまって、自身の作品集が出来上がりますよ!
どこが上手くなったか、以前の作品と簡単に比べることもできますので、作品集が作れるくらい、作品を作って、写真を撮ってみましょう!
客観的な目を持つことで、上達も早くなりますよ!
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
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