色とりどりに咲く花に加え、風景は色鮮やかなグリーンが涼しげになびく初夏に移り変わろうとしています!自宅を色鮮やかに飾ってくれていたお花たちもグリーンに変えて初夏を楽しもうと思う人が増える頃ではないでしょうか!?長い期間楽しめるというメリットも人気の理由です!
そこで今回は、自宅で楽しめる枝ものを4つ紹介したいと思います。
初夏っていつ頃!?
枝ものをご紹介する前に知っておこう!
みなさん、初夏~夏を迎えるころ涼を求めて避暑地に出かけるなんて人も多くいるかと思います。では、いったい初夏っていつ~いつまでのことをいうの??ということですが、初夏とは字の通り「夏の初め」を指すのですが、5月初旬~6月初旬の一ヶ月を初夏といいます。
初夏にお勧めな枝ものと書きましたが、だいたいこの期間に出回り、楽しめる枝ものということになります!
初夏にお勧めな枝もの4つ!
自宅に飾ったりして楽しむ枝ものと切り花との大きな違いは、枝ものは切り花より長持ちすることではないでしょうか!切り花が3日~1週間くらいだとしても、枝ものなら数週間~1ヶ月以上もちます。なので長い期間自宅で葉や花を楽しめることが人気の一つかと思います!
それに加えて、外を歩いていてよく目にする木を自宅に飾ることで、花が咲く瞬間が見れたり、葉の色の変化などを間近で楽しめることも魅力的ではないでしょうか?!
それでは、長い期間楽しめる枝ものたちを4つご紹介します!
『ヤマボウシ』
【原産地】日本、中国、朝鮮半島
【出回り時期】5月~7月
【特徴】色は白や薄ピンクがあり、見た目はハナミズキに似ていますが花弁と思われている総苞片という白い部分の先が尖っていて、真ん中の花が枯れると実になり秋には紅葉してきます。
初夏の新緑から秋の紅葉まで長い期間視覚的にも楽しめますが、9月頃になる実は食べられるんですよ!見た目からは想像がつきませんが私も昔食べた記憶があり、甘かったように思います。ジャムにして食べる人もいるくらいですのでお試しあれですね。
【水揚げ方法】切り口を割る
【楽しみ方】白い部分である総苞片の白がとても美しいので、そのままヤマボウシだけで飾ってもとても綺麗です!
アレンジメントで使うのであれば、やはり総苞片の色が美しいのでそれを生かすという意味では、葉の色と似たグリーン系を合わせるのをお勧めします。その際は花と花、葉と葉の空間を見極めて間引き枝の流れも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?!
『スモークツリー』
【原産地】中国、ヨーロッパ
【出回り時期】6月~10月
【水揚げ方法】切り口を叩き割る
【特徴】6月~7月に咲いた花が終わると雌株の方の花柄が伸び、それが糸状になって伸びることでモコモコした煙のように見えます。別名である煙の木というのはそこからきています。色は白系と赤系があります。
【楽しみ方】スモークツリーはなんといってもこのモコモコした見た目が特徴なので、大胆にワサーッと飾ることでインパクトが出て存在感も抜群かと思います!葉もついているので、モコモコの中にも質感の違いが楽しめるでしょう。もちろん、小分けにして一輪挿しでも良いと思います。ドライフラワーにもなりますので湿気を避けた場所で長い期間楽しんでみてください!
アレンジメントで使うときは、メインにもサブにもなる花材ですのでモコモコの部分のみを使って器に敷き詰めたり、枝も一緒に生かしてアクセントラインの効果にしてもカッコいいでしょう!幻想的な雰囲気が生かせると思います。
ぜひ楽しんでみてください!
『アジサイ』
【原産地】日本
【出回り時期】3月~11月
【水揚げ方法】芯を抜く、切り口を焼く
【特徴】日本では梅雨の風物詩ともいわれるアジサイですが、原産地は日本ですがその後ヨーロッパに渡り品種改良され日本に逆輸入されました。花びらに見える部分はガクになります。
色は青系、ピンク系、紫、アナベルのようなグリーンや秋色アジサイと呼ばれるアンティーク色もあります。開花時期は6月~7月が旬。
【楽しみ方】手鞠状の大きな形が特徴でもあるので枝についたまま飾れば存在感も出るでしょう!色も豊富なのでグラデーションを楽しんだり旬の時期に自宅に飾ってみてください!
アレンジメントで使うときは、大きな花なのでメインにはもってこいのお花です。口が広めのガラスの花瓶に生けたりガラスの器に浮かべることで涼を感じることができますね!
他にも、分解再構築といってアジサイの場合ですと手鞠状の部分を一旦小分けに(分解)して器の中で新たにデザインを構築していくというテクニックがあります。分解してから再構築することで自分なりのデザインが楽しめるのではないでしょうか!!
『ドウダンツツジ』
【原産地】日本
【出回り時期】4月~11月
【水揚げ方法】切り口を割る
【特徴】開花時期は4月中旬~5月上旬頃で、白く鈴のような形の可愛らしいお花を咲かせ、ほんのり甘い香りがします。小ぶりのお花の白色も新緑のグリーンも、秋になると鮮やかな色になる紅葉のどの姿も魅力的です。
公園やお庭の植栽などにもよく使われる落葉低木なので近所をお散歩中に見かけることが多いのではないでしょうか?外で見かけるものは刈られているので形が整っています。
初夏に人気のこの枝ものは、目にも優しいグリーンが涼しげでインテリアにも大人気の一つです。この時期お店に並べるお花屋さんも多くなってきましたね。お花屋さんだけではなく美容院やカフェ、オシャレなショップのインテリアでも多く見かけます。
アレンジメントで使う場合は、葉が小さく生き生きしてるものが長持ちするのでお花屋さんに行ったら傷がついていない元気なものを選んでみてください!
葉が密集している場合は、葉を間引いて枝の流れや葉の形を強調させることでドウダンツツジの良さが生かせます。また矯めが効くので形を変えることで作品の幅も広がるでしょう!矯めとは、自分の手で枝を曲げることです。枝の種類によって矯められるものとそうでないものがありますので、このことは別の記事で詳しく書きたいと思います。
枝ものアレンジメントでお勧めの本!!
上記で紹介した枝ものを使ってアレンジメントしてみたい!!と思った人にお勧めのアレンジメント本をご紹介します。誠文堂新光社さんから発行されている、Nフラワーデザインインターナショナル代表である永塚慎一代表の著書になります。
- 枝物フラワーアレンジメント シーンを彩るデザイン60と活け方のコツ
- 枝物フラワーアレンジメント講座
両本とも和風アレンジメント、洋風アレンジメントの作り方や、作品がシーン別に紹介されていて小さいものから会場装飾までいろいろなタイプの作品が載っています。
フラワーデザインスクールであるNフラワーの「いけばなとフラワーデザインの融合」された永塚代表の作品は小さくてお部屋に飾りたくなるような可愛いアレンジメントからパーティー会場のような大きい場所にまで生けられていて、枝ものを使った多数の作品は見ているだけでも楽しめる、またテクニックの参考にもなる単行本となっているので興味のある人はぜひご覧ください!!
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
初夏にお勧めする枝ものを4つご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?気になる枝ものはありましたか?ご紹介したものは、わりとお花屋さんで手に入るものばかりですので気になった方は探してみてくださいね!!
もし、どうしても見つからない…これが欲しいけど近所のお花屋さんにない…という人がいらっしゃいましたらNフラワーの方でもご注文が可能です!!公式LINE@に登録してからご注文いただくか、Nフラワー公式HPのお問い合わせからメールしていただいても大丈夫です。ご紹介したもの以外でもご注文ができますので気になるものがあればお気軽にお問い合わせしてみてください!
今の時期から手に入れやすい枝ものをチェックして、お部屋で初夏のグリーンを楽しんでみてくださいね!この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
それでは~。
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代表理事 永塚慎一(Shinichi Nagatsuka)